食育(こんな考え方も)

食育と聞いて、悪い印象を持つ方は少ないのではないでしょうか。
食育基本法が施行されてから3年も経ちました。
しかし、この食育、本当に中身のあるものなのでしょうか。
なんだか騙されているような気がしてならないのです。

食育が推進するのは地産地消

それでは、食料品の輸入はどう考えるのでしょうか。
政府の方針は、今も昔も変わっていません。
車や工業製品を輸出するために、農畜産物を輸入することにしたのです。
食料輸入を増やした背景は、食糧不足が理由では無かったのですね。
その政策によって、第一次産業で生計を立てるのが困難となり、結果的に食料を輸入に頼らなければならなくなったのですよね。

食育が本当に国民運動になり、地産地消が実現したら、日本の輸出産業は立ちゆかなくなる事でしょう。もっとも、そんな状況になったら政府が食育を優先するわけはないから、心配は不要なのですが。

なんの為の感謝か

食育基本法では、自然の恩恵や生産者に対し、感謝の念を示しなさいとしています。
他の産業に従事している人に対しては感謝は必要ないのでしょうか?
職業に貴賎は無いとならったような気がしますが・・・
感謝される仕事なのだから、薄給は我慢しなさいと言うことであれば、それはあんまりです。
私だったら、感謝の念より、まずお金。もしくは、政府の政策転換を要求しますが・・・

人口の約半分は都市部に集中している現在、半分の人は地産地消しようにも、産物を確保することすら困難なのです。
こんな国土を作ったのは、どこのだ~れ?
どうすりゃいいの?

第一次産業従事者をこれまでさんざん騙してきて、食育でもう一回騙そうとしているようにしか見えないのですが、そんな風に考えるのは、どらねこがひねくれ者だからですか?

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